Spice‼︎
小悪魔に悪魔のキスを
梨花は風間が結婚するのを反対したが
風間は言うことを聞かなかった。
「結婚しても梨花さんとは離れませんから。」
風間はそう言ったが梨花の望む風間は結婚したら居なくなってしまう。
「何があってももう会社には戻らないから。
風間くんは社長の言いなりなんかにならないで
自分の人生をちゃんと生きてよ。」
次の日、梨花は土方から連絡をもらった。
「梨花、会社に復帰できるぞ。」
土方は梨花が喜ぶと思っていたが
梨花は少しも嬉しそうじゃなくて
「もう辞表も書いたでしょ?
戻る気なんかない。
そんなコンプライアンスもへったくれもないブラック企業なんかで2度と働くつもりもない。」
それだけ言うと電話を切った。
土方はなんとか説得しようとしたが
梨花の決心は揺らぎそうもなかった。
「辞めるって言ってるんだから辞めさせてやれば?」
屋上で梨花と電話していた土方は
いきなり隣からそんな声が聞こえてきて横を見た。
「き、桐原さん。」
「土方くん、いや、土方次長だな。
元気だったか?
相変わらず見事な仕事ぶりだな。」
土方にとって2つ上の桐原は憧れだった。
いつも洒落たスーツを着こなし
男が見ても羨ましいほどの容姿で
仕事も出来て、名声も手にしてる。
なのにいつの間にかあこがれの先輩だった桐原の肩書きは自分と一緒になってしまった。
風間は言うことを聞かなかった。
「結婚しても梨花さんとは離れませんから。」
風間はそう言ったが梨花の望む風間は結婚したら居なくなってしまう。
「何があってももう会社には戻らないから。
風間くんは社長の言いなりなんかにならないで
自分の人生をちゃんと生きてよ。」
次の日、梨花は土方から連絡をもらった。
「梨花、会社に復帰できるぞ。」
土方は梨花が喜ぶと思っていたが
梨花は少しも嬉しそうじゃなくて
「もう辞表も書いたでしょ?
戻る気なんかない。
そんなコンプライアンスもへったくれもないブラック企業なんかで2度と働くつもりもない。」
それだけ言うと電話を切った。
土方はなんとか説得しようとしたが
梨花の決心は揺らぎそうもなかった。
「辞めるって言ってるんだから辞めさせてやれば?」
屋上で梨花と電話していた土方は
いきなり隣からそんな声が聞こえてきて横を見た。
「き、桐原さん。」
「土方くん、いや、土方次長だな。
元気だったか?
相変わらず見事な仕事ぶりだな。」
土方にとって2つ上の桐原は憧れだった。
いつも洒落たスーツを着こなし
男が見ても羨ましいほどの容姿で
仕事も出来て、名声も手にしてる。
なのにいつの間にかあこがれの先輩だった桐原の肩書きは自分と一緒になってしまった。