ずっと、そばにいたのに。

おかえり、コウちゃん

「マメちゃんっ! 久しぶり~大きくなったね~!」

「玲子先輩、お久しぶりです!」

「入って入って~」


玲子先輩は、想像をはるかに超えるくらい更に美人になっていた。

コウちゃんを置いて梨子の家まで走って帰ってきた私を見て、梨子は目を丸くさせていた。


「マメ、どうしたのその顔っ」

「本当っ、どうしたのマメちゃん、まぶた腫れてるよ~!」

「化粧水合わなくて腫れちゃってさ~」


私はバレバレの嘘をついて、えへへ、と笑った。

梨子は、とりあえず中に入って、とリビングのドアを開けた。

それから、梨子のお父さんとお母さんに挨拶して、美味しいご飯を頂いて、お風呂に入った。

リビングのソファーに座って髪の毛をタオルで拭いていると、玲子先輩がココアを持ってきてくれた。
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