Eternally in my heart

next week

萌恵「さいきん優衣ちゃん元気ないね」

めぐみ「なんかあったん？」

2人が話しかけてきた。琴音とはクラスが一緒だからよく話すけど、この二人と話すのは久しぶりな気がする。
クラスが違っても私のことを気にかけて、声をかけてくれる。本当にいい友達を持ったと思うわ

『そーかなー。ちょっと進路の事で悩んでるから、顔に出たのかも笑笑』

嘘はついてない。

めぐみ「ふーん、、無理しないようにね。」

萌恵「受験終わったら駅前のカフェ行ってケーキ食べたいね〜」

『ごめんね心配かけて。あのカフェ、3月に新商品出すらしいよ？』

萌恵「え？！ほんと？絶対食べる！」

めぐみ「じゃーそのためにも、受験勉強がんばろーねー？」

萌恵「あはは。。。」

『がんばらんとね！笑笑
あ、そろそろチャイムなるよ、もどろ』


二人と入ると、落ち着く。
楽しいし、何より気を使わなくていい。
普段何かと空気を読んだり気を使ったりするから、こーいう友達がいてくれて本当に助かる。

琴音「あ、優衣。つぎ移動になったらしーよ。いそご！」

待っててくれたんだ。教室には琴音しかいない。

『まじ？やばいじゃん！ごめんね待たして』

琴音「だいじょぶだいじょぶ、それより急いで準備しな！笑笑」

猛ダッシュで教室に向かって、入った瞬間チャイムが鳴り出した。二人仲良く、息切らして授業受けるっていうね。。。笑笑

移動した先は視聴覚室。
先生がなんか説明をして、お酒と煙草は二十歳から！みたいなビデオを見せられた。手抜きかよ
開始10分ほど。ちょっと周りを見渡すと、すでに寝てる人がちらほらいる。
つまんない。外を見たら雪が降っている。

体が動かなくなって、どんな感じなんだろう
ゆっくり雪が積もっていく感じかな。冷たくはないだろうけど。

手を、ぐーぱーしてみる。
✊　✋　✊　✋　✊　✋・・・
普通に動く。どこもおかしくない。
このまま普通に18歳になるんじゃないの?
誕生日に、「実はドッキリでした！」とか？
その時はどんな反応をしてやろうか。泣いてみる？大笑いとか？笑笑

雪がひたすら、あたりを白く染めていた