どうやらホラーゲームの世界に迷い込んでしまったようです
「夏生ー?」


授業が終了し、現在は放課後。



約束通りゲーム機を返してやろうと、夏生の教室を訪れたのだが、いつもの席に夏生はいなかった。




「なぁ、佐藤 夏生を見て無いか?」



「なっちゃん?さっき慌てて出てったけど、会ってないの?」




クラスメイトは夏生の居場所を知らない。


慌てて出て行った割には、僕の教室へは来ていない。



夜になる前に家に帰ろうと思ったのか?



でも。



あんなに返して欲しそうにしていたゲームを放置してまで、慌てて家へ帰る理由とはなんだろう。



もやもや、する。






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