ある日、ビルの中、王子様に囚われました。
プロローグ
「お迎えにあがりました」
今まで苦労した日々が、吹っ飛んでいく様な、そんな甘い恋の予感が辺りを支配した。
こんな優しそうな人と恋に落ちれたらどんなに幸せだろう。
でも、分かってる。
現実はそんなに簡単に、私をお姫様になんてしてくれない。
だったらせめて、この王子様みたいな素敵な人に囚われてみたい。
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