手を取り合って
凛太朗が生まれる前、おじいさんとおばあさんには1人の娘がいました。凛太朗と同じ6歳の頃、突然鬼になってしまったそうです。
おじいさんとおばあさんは大切に育てていた娘が鬼になってしまい、ひどく混乱し、そして、とても怖くなって殺してしまったそうです。
凛太朗はまだその話がよく分からず
怖かったから仕方なかったのかな?僕は鬼にはならないぞ!
という気持ちを持ち続け、鬼には絶対に近づかない。と心に決めていました。