涙の駆ける空






「…え、うそ。」



私のポップ読んでくれてた人がいたなんて。

うれしい…

何て言ったらいいんだろう。




「ご、ごめん。気持ち悪いよね。図書室でいつもいるのを見てたとか。」




「違うんです!私のポップ読んでくれてた人がいたなんて…。本当に嬉しくて。友達との待ち合わせまでならこちらこそ話したい…です。」



彼は知的な顔を少し歪ませニコッと微笑んだ。


ほんとに…かっこいい。


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