涙の駆ける空
…もう外もこんなに暗くなってきた。
夕焼けこやけの音楽が流れている。
二人でこんなに長い時間過ごせたなんて嬉しいなぁ。
でもそんな時ふと辛くなる。この人には彼女がいるんだって。
やっぱり私は、この人に恋をしてるんだと思う。
「かーなえちゃん?そろそろ帰ろっか。駅同じだったよね。いこう」
「はいっ!」
この時間が永遠に続けば…いいのにな。
ずっとこの人といたい。
そう思いながら星谷先輩の背中を追っかけていった。