涙の駆ける空




そして、学校でもそうだった。



入学してすぐの4月半ば。



──あ、あいつって中学受験落ちたんだろ?


──みんな家族は名門なのにね。



聞きたくない。聞きたくない。
みんなは何も知らないくせに!!



私だって努力してるのに…。



そんな時また、反論出来ない自分がみっともなかった。




ほんとに…私なんていない方がいいんじゃないの…かな。



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