愛しい君だった

この世界の不思議




「…ねぇ、なんで



てんちゃんは私を知ってるの?」






ずっと聞きたかった疑問




「秘密。」





それはそう簡単に教えてもらえないらしい





期待外れな答えに少しムッとした



すると、困り顔で




「そんな拗ねないでよ…。

んー、じゃあこうしようか。

出口に着いたら教えてあげる。」




だって。


口を尖らせてた私に負けたみたい



まぁ、それにしても





「出口なんてあるの?」






疑問が増えた




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