怪盗ダイアモンド2
★怪盗が盗まれた!?
そして放課後、決戦の時。
「鳳莉ちゃん、何かあった時すぐ逃げられるように、通路側座って」
『分かりました』
「汝、闇に飲まれし悪魔(サタン)との契約を口にする時は、その牙で裂くが如く響かせよ」
『は?』
「椎馬兄者、日本語喋れよ!鳳莉、ちゃんとインカムの小型マイクに届くように、はっきり喋ってだって!」
『分かった』
「ごめん蝶羽ちゃん、髪の毛でカメラ隠れちゃう」
「あ、すみません。結んどきますね」
「鳳莉ちゃ〜ん、俺らに任せときゃ大丈夫だってぇ。気ィ抜いていいよ、カモフラージュにもなるし、後で俺が奢るから、なんか注文して?」
『ありがとうございます』
「インカム見えるから、髪の毛気をつけてね」
『はい』
「亜希乃ちゃん、鳳莉ちゃん見すぎだ。それじゃ逆に怪しすぎるぞ」
「あ、ごめんなさーい」
「お待たせしましたー、ご注文どうぞー!……鳳莉ちゃん、犯人の飲み物には睡眠薬入れとくから、大丈夫だよ」
「はい、助かります……」