怪盗ダイアモンド2








「榊家長男、榊 颯馬(さかき そうま)、28歳だよ〜俺だけは初めましてじゃないよね!」


「次男の海馬(かいま)、26歳だ。よく来たな。丁重に持て成すぞ」


「鳥馬(ちょうま)。三男、24歳です。まさか鳳莉ちゃんに会えるとは……光栄です」


「四男、椎馬(しいま)、23歳。この眼には忌々しい冥王の霊を封じているが、案ずるな」


「五男!天馬(てんま)、21歳です!来てくれてありがとうね。うるさくてごめんね?」


「ボクっちが六男、透馬(とうま)、20歳!えへへ、可愛い子いっぱいで、嬉しいな〜♪」


「で、私が末っ子、長女の榊 阿弓(さかき あゆみ)、17歳」



「いやそれは分かってるから良いよ!!」




放課後。

ここは阿弓の家、榊家。

阿弓の家はそこそこの旧家。

ご先祖様には日本舞踊や茶道等で有名だった人が、何人かいるらしい。

今の家庭環境は割と普通だから、阿弓自身もよく分かってないみたいだけど。
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