怪盗ダイアモンド2
「二人共、どーだった?」
「白鳥家はなんか思ったより冷静だったよ。なんか『あらそうですか』って感じ。俺らを信頼してんだろうけど、でも空絵さん(蝶羽の母)メンタル強ぇ〜……」
「TVでやってた映像はPM5:30頃。で、今は8時半。もう移動してるかもな……」
やっぱり結果は微妙か。
アイツに頼んで正解だった。
「それで、これからどうする?亜希乃ちゃんと鳳莉ちゃんは家に帰らなくて大丈夫?送るよ?」
鳥馬兄上が二人を心配する。
確かに女子高生が帰るには危険な時間帯になってきてる。
「いえ、もう少し居させてください!家には連絡済みです!警察のダディが許可したんだから、良いですよね?」
「私も!元はと言えば私のせいみたいなものですし……家族にも事務所にもOK貰いました!それに明日は休日ですし!」
「わ、分かった分かった。もう少し居て良いよ。でも、帰る時危なくなるよ?」
「二人共うち泊めりゃ良いじゃん。着替えは私の貸すし、部屋余ってるし。ね?良いでしょ、一家の大黒柱の長男さんよー?」
「おー、良いよ〜。泊まって泊まって!晩ごはんも食べてってよ、透馬が美味いの作るから」
「は?!なんでボクっち?!」
「だって今日モトちゃんもレイちゃんもカノちゃんも女子旅行ってていないんだもん〜。それともお前椎馬のメロンソーダ&青汁ミックスカレー食いたいの?」
「ボクっちが作る!!」