なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。
13☆センパイ好きなのもうやめる。
つい先日まで、春がすぐ側で手を振っていると思ったのに、今日は玄関を出てビックリ。
「うわぁ!凄い積もってる!」
太陽の光を反射した、一面キラキラ輝く銀世界が広がっていて、私は思わず感嘆の声を上げた。
私の住む地域は、割と温暖な気候で毎年雪なんてほとんど降らない。
降ってもチラホラ舞う程度で、全く降らない年もある。
だけど、今年は数年に一度の大寒波とらやで、一週間くらい前から天気予報で注意喚起が流れていた。
今朝観たニュースは首都圏の交通麻痺についてばかりだったし、予報通り夜の間にかなりの量の雪が降ったらしい。
「今朝だけで3回もすっ転びましたよ!!前から歩いて来たおじさんにパンツ見られて最悪ったらありゃしません!って言っても、毛糸のパンツですけどね!」
早めに家を出て大正解だった。
学校の敷地内も一面の雪景色。
こんなこともあろうかと、山下さんも早目に登校してきてくれたみたいで、
校門前のエントランスを手際よく雪かきしながら、さっきからマシンガンのように愚痴を吐き出している。