お見合いですか?
やってきた、週末。
お仕事も順調で、今のところプレッシャーがかかるものもない。
「お疲れ様でしたー。」
3人揃って、乾杯をした。
世間話や、近況報告をしたあと、明日香が言った。
「愛実は、笹井さんに報告があるんでしょ?」
「ああ、そうだった。」
今まで、礼央くんにお祝いを言ってばかりで、自分の事を言ってなかった。
「礼央くんに、報告があります。」
背筋を伸ばして、真っ直ぐに礼央くんを見た。
彼も、私に応えるように、背筋を伸ばして私を見た。
「えっと、実は、もう少しで、婚約する予定です。」
「それは、・・おめでとう。と言っていいのか?」
「うん、まぁ、ありがと?」
「取り敢えず、無事に報告も済んだし、呑もう!愛実の前途を祝して、かんぱーい。」
ほろ酔い加減の明日香が、ジョッキーを掲げた。
それから、何故か質問攻めで、気付けば、のろけていた。
恥ずかしさから、お酒も進みけっこう酔ってしまった。
だからだと思う。
「迎えにきてもらった方がいいんじゃない?私も旦那さんに会ってみたいし。」
という、明日香の言葉に頷いてしまったのは。
ホワンホワンとした意識のなか、悠斗さんに電話をかけてみる。
「もしもし~、悠斗さんですか~?キャハハ」
笑って、話にならない私から、明日香がスマホを奪った。
お仕事も順調で、今のところプレッシャーがかかるものもない。
「お疲れ様でしたー。」
3人揃って、乾杯をした。
世間話や、近況報告をしたあと、明日香が言った。
「愛実は、笹井さんに報告があるんでしょ?」
「ああ、そうだった。」
今まで、礼央くんにお祝いを言ってばかりで、自分の事を言ってなかった。
「礼央くんに、報告があります。」
背筋を伸ばして、真っ直ぐに礼央くんを見た。
彼も、私に応えるように、背筋を伸ばして私を見た。
「えっと、実は、もう少しで、婚約する予定です。」
「それは、・・おめでとう。と言っていいのか?」
「うん、まぁ、ありがと?」
「取り敢えず、無事に報告も済んだし、呑もう!愛実の前途を祝して、かんぱーい。」
ほろ酔い加減の明日香が、ジョッキーを掲げた。
それから、何故か質問攻めで、気付けば、のろけていた。
恥ずかしさから、お酒も進みけっこう酔ってしまった。
だからだと思う。
「迎えにきてもらった方がいいんじゃない?私も旦那さんに会ってみたいし。」
という、明日香の言葉に頷いてしまったのは。
ホワンホワンとした意識のなか、悠斗さんに電話をかけてみる。
「もしもし~、悠斗さんですか~?キャハハ」
笑って、話にならない私から、明日香がスマホを奪った。