お見合いですか?
どちらかというと、悠斗さんは甘ったれだと思うけどな。
耳かきとかやらされるし、かゆみ止めの薬も私が塗ってやっている。
背中ならまだしも、腕とか自分で塗れる場所でも、私に頼んでくるのだ。
しかも、そういうときだけ、末っ子特有の可愛い笑顔で迫ってくる。質が悪い。
そんな事を考えていたら、真理さんが言ってきた。
「やっぱり、悠斗はヘタレよ!だって、私がプロポーズの理想を話したら、そんな事やってられるかよ、面倒くせーって言ったんだから!それに、あいつは、つきあってる女の子に好きとか言ったこと無いらしいよ。」
「あ、そういう意味ですか。それだったら分かります。好きとかそういうこと、あまり言わないですよ。」
好きって、私から言わなかったら、言ってくれなかったかも・・・
「でしょー、だから、悠斗に期待しちゃダメよ。むしろ結婚したいなら、愛実ちゃんからいかなきゃ、本当に、兄弟揃ってモテるくせに、ヘタレなんだから!」
「え?将斗(マサト)さんもヘタレなんですか?」
将斗さんとは、悠斗さんのお兄さんだ。
製造部の部長さんだ。
それから、真理さんは自分がされたプロポーズのさわりを話してくれた。
それは、私にとっては、とても理想的に思えた。
何げない日常の中、普通に部屋でまったりしているときに、いきなり指輪を渡されたらしい。
「えええ、いいじゃないですかぁ。どこが不満なんですかぁ?」と、私が言ったら、真理さんは眉間に皺をよせて、ため息を吐いた。
どうやら、彼女は、夜景の綺麗なレストランとか、ベタなシチュエーションに憧れていたらしい。
耳かきとかやらされるし、かゆみ止めの薬も私が塗ってやっている。
背中ならまだしも、腕とか自分で塗れる場所でも、私に頼んでくるのだ。
しかも、そういうときだけ、末っ子特有の可愛い笑顔で迫ってくる。質が悪い。
そんな事を考えていたら、真理さんが言ってきた。
「やっぱり、悠斗はヘタレよ!だって、私がプロポーズの理想を話したら、そんな事やってられるかよ、面倒くせーって言ったんだから!それに、あいつは、つきあってる女の子に好きとか言ったこと無いらしいよ。」
「あ、そういう意味ですか。それだったら分かります。好きとかそういうこと、あまり言わないですよ。」
好きって、私から言わなかったら、言ってくれなかったかも・・・
「でしょー、だから、悠斗に期待しちゃダメよ。むしろ結婚したいなら、愛実ちゃんからいかなきゃ、本当に、兄弟揃ってモテるくせに、ヘタレなんだから!」
「え?将斗(マサト)さんもヘタレなんですか?」
将斗さんとは、悠斗さんのお兄さんだ。
製造部の部長さんだ。
それから、真理さんは自分がされたプロポーズのさわりを話してくれた。
それは、私にとっては、とても理想的に思えた。
何げない日常の中、普通に部屋でまったりしているときに、いきなり指輪を渡されたらしい。
「えええ、いいじゃないですかぁ。どこが不満なんですかぁ?」と、私が言ったら、真理さんは眉間に皺をよせて、ため息を吐いた。
どうやら、彼女は、夜景の綺麗なレストランとか、ベタなシチュエーションに憧れていたらしい。