お見合いですか?
ぼんやりと頬杖をついて、隣の彼を見ていた。入力作業が速くて、少し驚いた。
事務仕事も、優秀なんだね、この人。
真剣な横顔は、格好良いと思う。
「起きろ」と、身体を揺さぶられて目が覚めた。「あっ、すみません。その、痛みに耐えていたら、つい・・・」
時計を見たら、あれから20分ほど経っていた。
少し、寝たからか痛みは引いていた。
帰りの車内で、夕食を食べて帰ろう、という事になった。
ついでに、ドラッグストアに寄ってもらう。
買い物を済ませて車に戻ると、彼は何やらスマホを操作していた。
「何かあったんですか?」と尋ねると、
「いや、出前の方がいい?」
「ああ、その手があったか。そうですね、その方がいいです。あったかいうどんがいいです。」それからスマホを渡されて、走る車内で注文をした。クリックだけで、注文ができる。
「はぁ、便利な世の中になりましたねぇ。」と言ったら、「田舎の婆ちゃんみてぇ」と笑われてしまった。そんなに、笑わなくてもいいのに、と言うくらいの大笑いだった。
「わぁ、すごーい、綺麗になってます。」
「ああ、そうしてくれって頼んだからな。」
なんだよ、人の感動に水さして。
実は、今朝、ハウスキーパーさんに来てもらったのだ。
彼がいつも頼む会社の人が来て、私は指示しただけなんだけど。
まぁ、実家でも年に何回か、来てもらってたけど。
帰ってきて、綺麗になってる部屋や洗面所など見て回った。素晴らしい。いくらかかったのか知らないけど。
暫くすると、頼んでいた出前が届いたので一緒に食べた。
最近は、器を返さなくていいんですねって言ったら、また、婆ちゃんみてえって笑われた。
ムカつく、婆ちゃんって・・・
お風呂からでると、1人掛けのソファーで彼が、寛いでいた。
気付いた彼が、「明日、大丈夫か?」と聞いてくる。
そばまで行って、
「大丈夫です。やっぱり、スカイツリーには上りたいです。」と、笑ったら、何故か、手を握られた。手の甲を撫でられて、やっぱ、むずむずする。
わざとだ。絶対にそう思う。
でも、自分から、手を外せない。
「そっか。じゃあ、おやすみ」
あっさり、手が離されて、彼は、自室へ入っていった。
明日、初デートの予定だ。
生理2日目と重なってしまったけど。
今は、楽しむ事だけ考えよう。
事務仕事も、優秀なんだね、この人。
真剣な横顔は、格好良いと思う。
「起きろ」と、身体を揺さぶられて目が覚めた。「あっ、すみません。その、痛みに耐えていたら、つい・・・」
時計を見たら、あれから20分ほど経っていた。
少し、寝たからか痛みは引いていた。
帰りの車内で、夕食を食べて帰ろう、という事になった。
ついでに、ドラッグストアに寄ってもらう。
買い物を済ませて車に戻ると、彼は何やらスマホを操作していた。
「何かあったんですか?」と尋ねると、
「いや、出前の方がいい?」
「ああ、その手があったか。そうですね、その方がいいです。あったかいうどんがいいです。」それからスマホを渡されて、走る車内で注文をした。クリックだけで、注文ができる。
「はぁ、便利な世の中になりましたねぇ。」と言ったら、「田舎の婆ちゃんみてぇ」と笑われてしまった。そんなに、笑わなくてもいいのに、と言うくらいの大笑いだった。
「わぁ、すごーい、綺麗になってます。」
「ああ、そうしてくれって頼んだからな。」
なんだよ、人の感動に水さして。
実は、今朝、ハウスキーパーさんに来てもらったのだ。
彼がいつも頼む会社の人が来て、私は指示しただけなんだけど。
まぁ、実家でも年に何回か、来てもらってたけど。
帰ってきて、綺麗になってる部屋や洗面所など見て回った。素晴らしい。いくらかかったのか知らないけど。
暫くすると、頼んでいた出前が届いたので一緒に食べた。
最近は、器を返さなくていいんですねって言ったら、また、婆ちゃんみてえって笑われた。
ムカつく、婆ちゃんって・・・
お風呂からでると、1人掛けのソファーで彼が、寛いでいた。
気付いた彼が、「明日、大丈夫か?」と聞いてくる。
そばまで行って、
「大丈夫です。やっぱり、スカイツリーには上りたいです。」と、笑ったら、何故か、手を握られた。手の甲を撫でられて、やっぱ、むずむずする。
わざとだ。絶対にそう思う。
でも、自分から、手を外せない。
「そっか。じゃあ、おやすみ」
あっさり、手が離されて、彼は、自室へ入っていった。
明日、初デートの予定だ。
生理2日目と重なってしまったけど。
今は、楽しむ事だけ考えよう。