お見合いですか?
「そうだよ、何で?」
「あのね、笹井礼央って名前聞いたことない?」
「ささいれお?聞いた事ないけど、、」
「もし、その名前聞く事があったら教えて欲しいの。お願い。」
「いいけど、何で?」
「その、彼、元カレなんだけどね。別れ方が曖昧だったというか、何というか、それで、会えたら伝えたいなって事があって。」
「結婚しますって云いたいの?」
「まだ、結婚するか分からないんだけど、彼はどうしてるのかなって。」
「どんな別れ方したの?」
「うん、あのね、元々礼央君は、パティシエ志望だったんだけど、東京で修行してて、でも挫折して、軽井沢に戻って来てたんだよね。
私もその頃、軽井沢店で働いてて、で、礼央君も軽井沢店でバイトしてて、、
まぁ、付き合うようになったんだけど、、やっぱり、パティシエに戻りたいって、また東京に行く事になったんだよね。
私は、別れるつもりはなかったの。
でも、礼央君は、海外に行く事も考えてて、別れて欲しいって。で、別れる事になったんだけど、私はさぁ、納得できなくて、待てるだけ待ってるって言っちゃったんだよね。」
「それで、待てなくなったから、会いたいということ?」
「まぁ、そういうことかなぁ。」
「分かった、周りにも聞いてみるね。ささいさんでいいんだよね。」
それから、少しして、明日香と別れた。
自宅に戻ると、もう悠斗さんが帰って来ていた。玄関に靴がある。
「ただいまー」と声をかけて、リビングに向かった。
読んでいた本から顔を上げて、「お帰り」と言われる。
「あのね、笹井礼央って名前聞いたことない?」
「ささいれお?聞いた事ないけど、、」
「もし、その名前聞く事があったら教えて欲しいの。お願い。」
「いいけど、何で?」
「その、彼、元カレなんだけどね。別れ方が曖昧だったというか、何というか、それで、会えたら伝えたいなって事があって。」
「結婚しますって云いたいの?」
「まだ、結婚するか分からないんだけど、彼はどうしてるのかなって。」
「どんな別れ方したの?」
「うん、あのね、元々礼央君は、パティシエ志望だったんだけど、東京で修行してて、でも挫折して、軽井沢に戻って来てたんだよね。
私もその頃、軽井沢店で働いてて、で、礼央君も軽井沢店でバイトしてて、、
まぁ、付き合うようになったんだけど、、やっぱり、パティシエに戻りたいって、また東京に行く事になったんだよね。
私は、別れるつもりはなかったの。
でも、礼央君は、海外に行く事も考えてて、別れて欲しいって。で、別れる事になったんだけど、私はさぁ、納得できなくて、待てるだけ待ってるって言っちゃったんだよね。」
「それで、待てなくなったから、会いたいということ?」
「まぁ、そういうことかなぁ。」
「分かった、周りにも聞いてみるね。ささいさんでいいんだよね。」
それから、少しして、明日香と別れた。
自宅に戻ると、もう悠斗さんが帰って来ていた。玄関に靴がある。
「ただいまー」と声をかけて、リビングに向かった。
読んでいた本から顔を上げて、「お帰り」と言われる。