お見合いですか?
林さんについて来てと言われ、そのまま会議
室を後にした。
向かったのは、また別の会議室だった。
そこには、支社長と、藤堂さんがいた。
「失礼します。」
そう言って、会議室に入っていく。
「早速なんだけど、こちらを試食してください。」藤堂さんに言われた。
言われるがまま試食をする。
見た感じは、おそらくレアチーズ、その上にオレンジ色のゼリーが乗っている。
見た目は悪くない。
先ずは一口食べてみる。この香りはなんだろう。柑橘系なのは判る。
でも、オレンジではない。もっとすっきりしている感じだ。八朔?夏みかん?
「夏みかんですか?」
「分かりました?夏みかんですよ。」と、藤堂さんが答えてくれた。
「どうですか?味は?正直に言ってください。」と、また彼女が聞いてきた。
少し考えてから、言った。
「夏みかんの香りが爽やかで、いいと思います。ただ、下のレアチーズとはいまいち合わないです。
少しチーズが濃いというか、酸味が足りないように思います。」
「改善するにはどうしたら良いと思う?」
支社長に聞かれた。
「レアチーズにレモン果汁を加えるか、夏みかんのゼリーに乳製品を加えるとか?うーん、このままでは、レアチーズとミカンゼリーなんですよね。だから、ゼリーをソースにするとか。
とにかく、一体感をだすといいと思います。」
「ありがとう、愛実ちゃん。じゃあ、次回までに改善するように。」後半は藤堂さんに言って、林さんは席を立った。
続けて支社長も立ち上がり、「森高、行くぞ。」と言われ、私は、藤堂さんに、失礼します、と挨拶をして、立ち上がった。
室を後にした。
向かったのは、また別の会議室だった。
そこには、支社長と、藤堂さんがいた。
「失礼します。」
そう言って、会議室に入っていく。
「早速なんだけど、こちらを試食してください。」藤堂さんに言われた。
言われるがまま試食をする。
見た感じは、おそらくレアチーズ、その上にオレンジ色のゼリーが乗っている。
見た目は悪くない。
先ずは一口食べてみる。この香りはなんだろう。柑橘系なのは判る。
でも、オレンジではない。もっとすっきりしている感じだ。八朔?夏みかん?
「夏みかんですか?」
「分かりました?夏みかんですよ。」と、藤堂さんが答えてくれた。
「どうですか?味は?正直に言ってください。」と、また彼女が聞いてきた。
少し考えてから、言った。
「夏みかんの香りが爽やかで、いいと思います。ただ、下のレアチーズとはいまいち合わないです。
少しチーズが濃いというか、酸味が足りないように思います。」
「改善するにはどうしたら良いと思う?」
支社長に聞かれた。
「レアチーズにレモン果汁を加えるか、夏みかんのゼリーに乳製品を加えるとか?うーん、このままでは、レアチーズとミカンゼリーなんですよね。だから、ゼリーをソースにするとか。
とにかく、一体感をだすといいと思います。」
「ありがとう、愛実ちゃん。じゃあ、次回までに改善するように。」後半は藤堂さんに言って、林さんは席を立った。
続けて支社長も立ち上がり、「森高、行くぞ。」と言われ、私は、藤堂さんに、失礼します、と挨拶をして、立ち上がった。