お見合いですか?
隠し事か?
眠ってしまった彼女の髪を撫でながら、感慨に耽っていた。
もう、既に一緒に住んではいたが、やっと彼女を捕まえた気がした。
さっきまでの愛実を思い出して、にやけてしまう。
今まで待たされたのだから、少し焦らしてやろうと思ってた。
思いのほか、彼女が良い反応をするので、少し遣りすぎてしまったようだ。
かろうじて下着だけ着て、すぐ寝てしまった。

 女は、やり終わってすぐ寝ようとする男を、責めるくせに、女は、許されるのか?
まぁ、責任の一端は自分にもあるので、なんとも言えないが。

 幸せそうに眠る彼女を抱きしめて、自分も眠りについた。

 楽しい時間は、あっという間に終わってしまう。
 結局、週末は、彼女とイチャイチャして終わってしまった。

 出社して、今週のスケジュールを確認する。
ああ、大手コンビニの会議が今週あるんだった。
今回は、愛実も連れて行かなきゃならないんだった。
彼女を呼ぼうと、立ち上がり、彼女のデスクの方をみた。
小西に何か言われ、狼狽えていた。
なんだか、照れているようにもみえる。
はぁー、あいつら、いつの間にあんな仲良くなったんだ?まぁ、仲が悪いよりはいいけどさぁ。
「森高!ちょっと来い。」
普段より大きい声で呼んでしまったのは、仕方ない。小西への牽制のためだが、当の本人は全く堪えてないようで、愛実になにか小声で話していた。
小西め、後で締める。
今度キャバクラ男に誘われたら、林も巻き込んでやろう。
そんな事を考えていると、愛実がきて、「何でしょうか?」と聞かれた。
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