副社長と愛され同居はじめます
折角互いの想いが通じたのに、疲れた彼女はすっかり眠ってしまっていて。
まあ、でも急ぐことはないかと愛しい寝顔を見下ろした。
なあ。
結婚したら、犬を飼おう。
忙しくても、一緒に散歩させたりする時間が欲しい。
小春が俺に教えたように、食事は出来るだけ二人揃って
どんな些細なことでも、その日あったことを聞きたい。
聞いて欲しい。
子供が出来たら、休みの日にはバーベキューをして釣りをして
俺はそれ以外を余り知らないから
小春がどうか、教えて欲しい。
俺と子供たちに。
ああ、ただひたすらに
「愛してるよ」
溺れるほどに、愛しているよ。
END