水城くんに捕まりました。



まあ、こんなにニヤニヤしているから前なんて気にしていないわけで、



“ドスッ”



曲がり角で向こうから来た人に頭をぶつける。

痛いっ!


私が謝ろうと頭をあげると…




「いってぇな」




そこには私を見下ろしながら私が思いっきりぶつかった腰辺りを擦る

黒髪で

切れ長の目をしていて

睫毛が長くて

身長推定182㎝で

形のいい鼻がスッと中央を通った


ちょーーーイケメンがいた。



どうしよう!ドストライクだ。




「おい!聞いてんの、お前?」




真上から聞こえたこれまたちょーイケボににやにやを隠さず上を向くと




「なに笑ってんの、キモい」




キモい頂きましたー!

< 11 / 23 >

この作品をシェア

pagetop