水城くんに捕まりました。
“ピクッ”
私が発した名前に肩を揺らすイケメン。
「水城…?」
そしてその言葉を繰り返した。
ん?
知り合いかな?
でも、待てよ…。
私のなかである仮説が浮かぶ。
ここは、水城くんの家の近所。
そして、水城くんの言葉に反応したイケメン。
水城くんはイケメン。
目の前にいるのもイケメン。
目の前にいるのは水城くん!?
「水城くん!?」
もしかして、家に行く前に会えたの!?
それって…運命…。
私達が会うのは定めだと神が言ってるんじゃない?
「水城くん、私と付き合いましょう!!」
私達は運命に結ばれるんだわ!