水城くんに捕まりました。




う~ん…。

意外と強敵だな、水城くん。



あっ!
良いこと思い付いた!

急に学校は無理かも知れないけど、







「じゃあ私が水城くんが学校に来るまで勉強のサポートしますっ!!」







勉強教えるっていう口実のもと、毎日水城くんにあえる!



私ってなんて素晴らしいんだろう。

水城くんみたいなイケメン、この私が逃すわけない!



学校のミーハー女子仲間のみんな、水城くんを確保して学校に連行するからちょっと待っててね!





ん…。

ちょっと待てよ…。



水城くんは私の彼氏(ではありません)だけど学校に行っちゃったら絶対本気になる子が現れちゃう!


しかも、スラッと美人のあの子、学年で一番可愛いあの子…。



倍率も高けりゃ、レベルも高い争いが起こること間違いないよね!?



だったらやっぱり学校に行く前に水城くんを私のものに!!!






「絶対ない。うるさい、散れ」






そんな~ぁ…。

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