水城くんに捕まりました。



でもノリノリな私を水城くんは片手で制した。

ん?なんだ?なんだってんだ?






「なんでよく知らないやつを家に入れなきゃなんねーの?無理」






ズバッとまるでスイカを包丁で半分に切るかのように言ってのける水城くん。


え?
よく知らないやつって、私のことじゃないよね?







「自己紹介しませんでしたっけ?」






クエスチョンマーク全開の私をまたまた嫌そうに目を細めて見つめる水城くん。

射るような瞳に見つめられ、私はキュンキュンしている。
(変人)



こんなイケメンと見つめ合えるなんて、今日の放課後まで考えもしなかった。

ほんと、全然考えたこともなかった。


こんなに急に彼氏が出来るなんてっ!

(違う。断じて違う。)


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