水城くんに捕まりました。
「そうか…」
「遠慮はいらないですよ、先生!」
だって、私が行きたいだけですから!
あー、早くイケメンに会いたーい。
記念写真でも撮ろうかな?
それとも、ハグ!?
きゃーーーぁ!
妄想が膨らむなぁ。
もしかして、恋に発展しちゃったりとか!?
「じゃあ頼むよ」
「喜んでっ!」
私はそう言うと住所を聞き出しすぐに職員室を出た。
あっ!
そうだ。
南川くん!
私は職員室の前へ急いで戻る。
こんな時はグングン足が動くなぁ。
「南川くんっ!」
「あっ、如月」
「ごめんね!」
「ううん、終わったから」
神様。
ここに天使がいます。
はぁ、南川くんの頭にわっかついてる!