好きだから伝えれない…っ。
航平はそっと目を閉じた。


その瞬間、ピィーと機械の音が鳴った。


「航平!今までありがとう!」


杏寿は精いっぱい笑った。


辛かったけどさ、最後に泣きながら話しかけ


られるのって辛いじゃん?


杏寿はそう思う。
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