ムシ女
触れてみても、ミィは微動だにしない。
それ所かこちらを見て「早く乗れ」と言っているようにさえ感じられた。
あたしは戸惑いながらも、ミィの背中にまたがった。
フカフカの毛が体に絡み付く。
しかし、猫の背中は案外丸っこくて、ツルツルと滑ってしまいそうだった。
あたしはミィの首輪をしっかりと掴んだ。
「ニャァ」
ミィが鳴いて、体を起こす。
視界がグンッと高くなり、あたしはミィの背中に自分の体をピッタリとくっつけた。
こうしていた方が安定感がある。
それ所かこちらを見て「早く乗れ」と言っているようにさえ感じられた。
あたしは戸惑いながらも、ミィの背中にまたがった。
フカフカの毛が体に絡み付く。
しかし、猫の背中は案外丸っこくて、ツルツルと滑ってしまいそうだった。
あたしはミィの首輪をしっかりと掴んだ。
「ニャァ」
ミィが鳴いて、体を起こす。
視界がグンッと高くなり、あたしはミィの背中に自分の体をピッタリとくっつけた。
こうしていた方が安定感がある。