ムシ女
☆☆☆
次に目を覚ました時、あたしは見知らぬ家の前にいた。
赤い屋根に白い壁。
小さな二階建ての家には、小さな庭がついていて、そこには芝生がひかれている。
「ここが陽介君の家?」
「あぁ。そうだよ」
頷く陽介君にあたしは思わず笑ってしまった。
陽介君にはこんなに可愛らしいイメージは持っていなかったから、おかしくなってしまったのだ。
「俺には似合わない家だって思っただろ」
チラリと睨んでそう言われたので「ごめん」と、素直に謝った。
「まぁいいけど。さっきの地震の被害には会ってないようだし、とりあえず安心した」
陽介君はそう言い、ホッと息を吐き出した。
確かに、外から見る限りでは建物の倒壊などはなさそうだ。
だけど科学室の大きな棚でも倒れてきていたのだ。
家の中がどうなっているか心配だろう。
次に目を覚ました時、あたしは見知らぬ家の前にいた。
赤い屋根に白い壁。
小さな二階建ての家には、小さな庭がついていて、そこには芝生がひかれている。
「ここが陽介君の家?」
「あぁ。そうだよ」
頷く陽介君にあたしは思わず笑ってしまった。
陽介君にはこんなに可愛らしいイメージは持っていなかったから、おかしくなってしまったのだ。
「俺には似合わない家だって思っただろ」
チラリと睨んでそう言われたので「ごめん」と、素直に謝った。
「まぁいいけど。さっきの地震の被害には会ってないようだし、とりあえず安心した」
陽介君はそう言い、ホッと息を吐き出した。
確かに、外から見る限りでは建物の倒壊などはなさそうだ。
だけど科学室の大きな棚でも倒れてきていたのだ。
家の中がどうなっているか心配だろう。