ムシ女
☆☆☆
「そろそろ限界なんじゃない?」
陽介君があたしにそう声をかけて来たのは、それから30分後の事だった。
あたしは顔をあげて「え?」と、首を傾げる。
「トイレ。我慢してるんだろ?」
そう言い、ニヤリと笑う陽介君。
「気がつてたの?」
「当たり前だろ。人間なんだから」
気が付いていたのに知らない顔をしていたのかと思うと、恥ずかしさと怒りがこみあげて来る。
「それなら、言ってくれたらいいじゃん!!」
「そろそろ限界なんじゃない?」
陽介君があたしにそう声をかけて来たのは、それから30分後の事だった。
あたしは顔をあげて「え?」と、首を傾げる。
「トイレ。我慢してるんだろ?」
そう言い、ニヤリと笑う陽介君。
「気がつてたの?」
「当たり前だろ。人間なんだから」
気が付いていたのに知らない顔をしていたのかと思うと、恥ずかしさと怒りがこみあげて来る。
「それなら、言ってくれたらいいじゃん!!」