喜怒哀楽が、全てのものが帰ってきたら・・・
<帝人side>

「みーかーど!」
「うお!驚かすなよ。どうした?」
「おい帝人!お前単位って今どれぐらいだ‼」
・・・なんだよ、そんなことか。
「どれぐらいって・・・そんなの分かるわけないだろ。まあ、お前よりは良いと思うけどな!」
「・・・・・・・・・・ウルサイ。ダマレ。」
「黙れって、お前から聞いてきたんだろ。」
「はいはい、すみませんでした。それじゃあな気を付けて帰れよ。」
「お前こそ迷子になるなよ!」
「五月蝿い!やっぱり事故れ‼」


やっと五月蝿い奴が去っていった。
さてと、そろそろ帰るか。

って雨降ってるのかよ。最悪‼
この前忘れてた傘がたしか・・・あった!良かった、この雨の中傘がないとかまじで終わるとこだった。






あ、そうだちょっとコンビニよっていくか。
そのまま俺はマンションの裏を通ってコンビニに行こうとした。
こっちの方が普通に行くよりも近道なんだよな。
そのまま裏路地を通っていたら近くにあった公園に女が寝てるのが見えた。

今の季節は冬だ。しかも雨の中、もしかしたら雨が降る前に寝てしまったのか?風邪を引いてはいけないし起こしてやるか。
「おい、お前雨降ってるから起きろ!風邪引くぞ!」
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