苦手だけど、好きにならずにいられない!
「イチゴガリ?」
デレクの青灰色の瞳が真剣になった。
「はい。ストロベリーハンティングです。ビニールハウスで栽培しているいちごをその場でもいで食べるんです。
時間制限はありますが美味しいいちごをお腹一杯食べられますよ」
「オー、イッツ、グレイト!」
遊園地に誘われた子供のようにデレクはソファから飛び起きた。
青いビー玉みたいな瞳がキラキラしてる。
「ミス・ヒムラ!明日僕はオフだ。いちご狩りに行く。君も同行してくれ。僕が運転する。
今から良さそうな場所を調べる。
オーケイ、カモン、ウィアー レッツ ストロベリーハンティング!」
「はい、かしこまりました…」
なんだか変なことになったな。
戸惑いながらも、デレクとオフを一緒に過ごすのが少し楽しみでもあった。