2月13日
「も、もしもし…… 」


『あ、高梨さん?俺、神崎だけど…… ごめんっ!いま仕事終わって…… 猛ダッシュで向かってるから少し待ってもらえるかな?本当に申し訳ないっ』


少し息の切らした声で何処と無く焦っている神崎さんの感じでなんとなく情景が浮かんだ。


「大丈夫ですよ。あと無理していらっしゃらなくても、本当大丈夫なんで……


『いや、俺が良くない。待たせてて言うのもなんだけど。……もう少し待っててもらえる?』

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