2月13日
そう言い捨てると、一瞬目を見開いた神崎さんだったがまたいつもの優しい表情になり笑いながら答えた。


「ははっ、高梨さんには敵わないなぁ…… ここで待ってるから、いってらっしゃい」



年上なのに、立場が逆転している。


なのにこんなにも可愛らしいく愛らしく感じているのは、きっと神崎さんに惹かれているからだろう。



恋に落ちるのは、本当一瞬の出来事なのかもしれない。
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