祐也と私と一平先輩
「一平くんはいっつも私のこと、おもちゃにしてからかうよね?」

おでこを押さえながら言う。


「むくれた顔が好きなんだ」


先輩はクスクス笑う。


「中間試験が6月の終わりにあって、その後すぐに七夕祭り。
で、あっという間に夏休みか。生徒会やってるとなんか一年が早いよな」



「七夕....小学校以来かな?」


中学ではなかったし、近所のお祭りには行ったけど。


「綾乃の浴衣楽しみだな」


「ほんとに?一平くんのためにダイエットしないとっ」


「お前、根に持ってんな?太ってないって言ってんだろ」


あはは、でも小坂くんにも言われたし....。

女子が一番気にすること二人から言われれば.....やっぱり気になるよね。



「それにしてもリア充は盛り上がるんだろうね」


言いながら顔が赤くなる。


ヤダ、小坂くんの顔がちらつく。
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