祐也と私と一平先輩
「いつからかな?綾乃が妹じゃなくなったのは?」
先...輩?
息を吞んで先輩の横顔を見つめた。
鼻筋の通った横顔。
いつも見てきたのに、今日は何故だか違って見える。
大人びた骨格が私にとって妙に違和感で。
幼い記憶を上書きしなきゃいけないかも。
「俺にとって綾乃は特別で大切な存在で。
だから宝物みたいに大事に大事にしてきたつもりだったんだ」
先輩は大きく息をついた。
「大切だから、手が出せないことあるんだよ。
それなのに....あいつは俺の大切な宝物に触れた....」
って、えっ?!
まさか....先輩は私と小坂くんがキスしてるの目撃しちゃったの?
急に鼓動が早くなる。
どうしよう、視線が泳ぐ。
先輩に見られてた?
そのことがむしょうに恥ずかしいし、
悪い事をした子供のようにおびえてしまう。
先...輩?
息を吞んで先輩の横顔を見つめた。
鼻筋の通った横顔。
いつも見てきたのに、今日は何故だか違って見える。
大人びた骨格が私にとって妙に違和感で。
幼い記憶を上書きしなきゃいけないかも。
「俺にとって綾乃は特別で大切な存在で。
だから宝物みたいに大事に大事にしてきたつもりだったんだ」
先輩は大きく息をついた。
「大切だから、手が出せないことあるんだよ。
それなのに....あいつは俺の大切な宝物に触れた....」
って、えっ?!
まさか....先輩は私と小坂くんがキスしてるの目撃しちゃったの?
急に鼓動が早くなる。
どうしよう、視線が泳ぐ。
先輩に見られてた?
そのことがむしょうに恥ずかしいし、
悪い事をした子供のようにおびえてしまう。