祐也と私と一平先輩
「役職は何をするんですか?」


玲奈....積極的なんだけど?

目をパチクリして彼女を見つめてしまった。



「一年生は書記と会計なんだ。もちろん上級生がサポートにつくけどね」


考え込む玲奈。


「私、生徒会に興味あったんですよね。綾乃と一緒ならいいですよ」


先輩の瞳が”キラリ”と輝いたのを、私は見逃さなかった。



「よし、決まり!よろしくね」


って、おーい私まだやるなんて言ってないよっ。


「私は、その....む、無理だからっ」

後ろ向きの回答は私の態度にも現れていたようで、
一歩、二歩と後ずさる。


「内申点にも影響するぞ。生徒会やっとけば大学の推薦に有利なんだけどなぁ」


うぐぐ....。

先輩の悪魔の囁き。
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