祐也と私と一平先輩
「綾乃、頑張ろうねっ」


ニコニコしながら私の頭をなでなでする玲奈。


「....うっ」


「楽しいよ生徒会。メンバーも良いヤツばかりだし」


先輩まで....ドジでおちょこちょいの私に務まるわけないよぉ。

今日だって、お弁当とお財布忘れて先輩に届けてもらったばっかりなんだよぉ。



「俺もフォローするから、ね。綾乃?」



先輩に言われたら断れないの知ってて言うんだ。

おまけに先輩お得意の決めの笑顔。


意地悪....。



おそらくだけど、今後私の学業成績は期待できないと思うし、
不本意だけど、大学推薦有利の一言に”コクン”。

....うなずいてしまったのでした。
< 23 / 346 >

この作品をシェア

pagetop