祐也と私と一平先輩
「定例会は毎週月曜のお昼休み。
議題が多ければ放課後に続けてやるから。えーと今日は顔合わせだけの予定だからこれで解散でいいかな?」

一平先輩は清良先輩をチラッと見る。


「そうね」うなずく清良先輩。


「じゃ、解散!」


みんなガタガタと席を立つと、生徒会室を出て行く。


「あの、小坂くん。一年間よろしくね」


隣に座っていた小坂くんに何気なく声をかけた。

彼に対してはちょっと良い印象がない私だったから。つまり、優等生と劣等生。こないだの英語の授業でも私たち対象的だったし。

これを機会に仲良くなれれば。

そんな気持ちだった。



「ああ、よろしくカバ子」


はっ?


今なんて?
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