祐也と私と一平先輩
目をパチパチさせながら彼の言葉を頭の中で反すうさせる。


カバ...子?


私の聞き違いかな?


カバ....とか聞こえたけど?

カバってあの動物さんのカバ?



キョトンとして小坂くんを見る。



「あー、なに?」

そんな私を怪訝そうに見つめ返す小坂くん。



「えっと、今なんて?」


「だから、よろしくカバ子」


今度ははっきり聞こえた。


「ちょっと、カバ子って何?」
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