祐也と私と一平先輩
────生徒会は今日も七夕祭りの準備に追われていた。
「綾乃ちゃ~ん、体育館の倉庫に去年使った飾りつけがあるんだけど、小坂くんと持ってきてくれな~い?」
急に優しくなって、人間てゲンキンなもんだなぁ。
なんて思い知らされていた。
「台車いります?」
小坂くんの問に、
「そうね~?
どうだったかしら一平」
清良先輩は楽しそうに一平先輩のほうを見る。
「あっと?確か段ボールが3、4個だったと思うから
あったほうがいいな。
俺も....」
言いかけて先輩は口をつぐんだ。
そして先輩はうつむくと、
「小坂と綾乃で平気だろう」
そう付け加えた。
「綾乃ちゃ~ん、体育館の倉庫に去年使った飾りつけがあるんだけど、小坂くんと持ってきてくれな~い?」
急に優しくなって、人間てゲンキンなもんだなぁ。
なんて思い知らされていた。
「台車いります?」
小坂くんの問に、
「そうね~?
どうだったかしら一平」
清良先輩は楽しそうに一平先輩のほうを見る。
「あっと?確か段ボールが3、4個だったと思うから
あったほうがいいな。
俺も....」
言いかけて先輩は口をつぐんだ。
そして先輩はうつむくと、
「小坂と綾乃で平気だろう」
そう付け加えた。