祐也と私と一平先輩
「我校では、毎年五月の第二週の金曜日に行われる。あまり時間がないからみんな協力してくれ」
一平先輩はみんなの顔を見渡す。
無言でうなずく私たち。
「各担当は、一年はプログラムに載せる、先生、部活紹介の取材。
二年は会場設営。三年はプログラム制作と当日の司会進行。
それと、各学年の紹介ビデオ撮影。詳しくはこれから説明する」
わぁ、テキパキとしていて先輩カッコいい。
私が知ってる”一平くん”じゃない。
今ここにいるのは紛れもなく私の知らない”一平先輩”。
なんだかすっごい大人って感じでドキドキしちゃう。
あれ?.....今までそんなこと感じもしなかった。
優しいお兄さんの一平くんで、男として見たことは一度もなかったし。
そんな私の感情を知るよしもなく、先輩はホワイトボードに役員がやらなくてはならない仕事内容をサラサラと書き記していく。
あっと!
我に返るとあわててそれらをノートに書き写す私。
結局、最初に綺麗に書こうなんて緊張は一瞬でどこかに消えていた。
一平先輩はみんなの顔を見渡す。
無言でうなずく私たち。
「各担当は、一年はプログラムに載せる、先生、部活紹介の取材。
二年は会場設営。三年はプログラム制作と当日の司会進行。
それと、各学年の紹介ビデオ撮影。詳しくはこれから説明する」
わぁ、テキパキとしていて先輩カッコいい。
私が知ってる”一平くん”じゃない。
今ここにいるのは紛れもなく私の知らない”一平先輩”。
なんだかすっごい大人って感じでドキドキしちゃう。
あれ?.....今までそんなこと感じもしなかった。
優しいお兄さんの一平くんで、男として見たことは一度もなかったし。
そんな私の感情を知るよしもなく、先輩はホワイトボードに役員がやらなくてはならない仕事内容をサラサラと書き記していく。
あっと!
我に返るとあわててそれらをノートに書き写す私。
結局、最初に綺麗に書こうなんて緊張は一瞬でどこかに消えていた。