祐也と私と一平先輩
「おい、カバ子」

はっ?!


小坂くんが人差し指で私のノートをトントンしていた。


「ん?何?」


「漢字間違えてる」


えっ?そんな難しい漢字まだ書いてないのにまさかぁ?

そこまでバカじゃないよぉ。

不満気に小坂っくんを見る。



「制作って漢字。お前”製作”って書いてるよ」


「へっ?そうだっけ?どっちでも良くない?」


「いいわけないだろ。同音異義勉強したのかよ?」

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