祐也と私と一平先輩
「お前らいいかー!!今からカウントダウンはじめるぜっ!
それまでに相手を探せよっ!!」


ザワザワした体育館はちょっとした騒ぎだ。

去年もこんなことしたのかな?

なんてぼんやり考えていた時だった。



「やっぱ、このペアだろうな?」


小坂くんと黒岩くんが私と玲奈の前に来ていた。



「10、9、8、.......3、2、1!!」



「「ギャー!!!」」



狂気にも似た大歓声とともに、体育館のライトが”パッ”と落とされる。


あっ。


小坂くんに抱きしめられた。


またドキドキが急上昇。
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