藤沢先生の白いキャンバス。(修正済み)
「分かりました!」
返事をすると私は、507号室に向かった。
鈴木さんをリハビリに送り届けると
そのまま薬剤室に向かった。
注射や薬などが入ったピンクのワゴン車を
押して行く途中で藤沢先生を見かけた。
何やら手術があるようで
オペ着を着用して他の医師と難しい話をしていた。
大変そうだなぁ……。
しかし私には、関係ないことだ。
気づかないふりをして
そのままエレベーターに乗る。
そして、それを渡すと
今度は、シーツ交換の準備する。
えっと……今日退院の人は?
病室の一覧表を見ながら確認した。
「大竹さん。502号室の田中さん。
今日の午後から退院でいいのですよね?」
「えぇ。じゃあ、そこのベッドは
午後でもいいわね。
先に501号室から始めましょう」
「はい。」
そう返事をすると501号室に向かった。
501号室に行くと起き上がれるか確認しながら
シーツ交換する。
起き上がれる患者様には、椅子か車椅子に
移動してもらう。
「赤木さん。起き上がれますか?
シーツ交換したいのですが……」
「う~ん。無理……」