藤沢先生の白いキャンバス。(修正済み)
2分作ろうが3人分だろうが、
あまり変わらない。
「いや、そんなつもりで言った訳ではないが!?
迷惑だろ……大体」
藤沢先生は、頬を赤くして慌てて弁解する。
あ、照れてる!?
意外な先生の表情に驚くが興味が湧いた。
「大丈夫ですよ。3人も2人も同じですし
あ、院……ではなかった。
お義父さんも食べるかしら?」
せっかくならお義父さんにも
食べてほしい。
「あぁ、喜ぶのではないか?」
そう言った藤沢先生は、
クスッと微笑んだ。
その笑顔にドキッと高鳴る。
「はい。頑張ります……」
あれ?どうしてだろうか……心臓が
ドキドキと高鳴ってしまう。
食べ終わると午後からも
残りのシーツ交換する。
だが藤沢先生の笑顔が忘れられなかった。
どうしてだろう……。
そして私は、勤務時間を終わらすと
買い物をして帰った。
お弁当の材料もたくさん買う。
新しい家は、
凄く広くて立派な家だった。
アパート暮らししか
したことがない私には、驚くしかない。
鍵を開けるが誰も居ない。
お母さんもまだ仕事に行っているはずだ。
私は、洗濯物を取り込むとたたんだ。
そして、それぞれの部屋に洗濯物を置いた。