藤沢先生の白いキャンバス。(修正済み)
「何とか手術は、成功し命は助かりました。
ですが……お話は、こちらで」
何だか重苦しい雰囲気で言ってくる。
まさか……何かあるの?
不安と恐怖で身体が震えた。
応接室に連れて行かれるとレントゲンなどを
いくつか見せられる。
「こちらをご覧下さい」
「これは……!?」
お義父さんは、驚いた表情した。
どうしたのだろうか?
院長のお義父さんと違い私には、
よく分からなかった。
「どうしたのですか?」
「藤沢先生は、事故で脳を、ぶつけて損傷が酷く
手術をしたのですが
左の神経に後遺症が残るかと」
言いにくそうに話す坂下先生。
えっ?それって……。
「左側に脳性麻痺が残ると言うことか?」
「恐らく……左手は、リハビリ次第で日常に
困らない程度に回復すると思いますが……左足は、
歩くのには、困難かと。
残念ですが回復しても二度と
メスは握れないでしょう」
そ、そんな……!!?