藤沢先生の白いキャンバス。(修正済み)
後は、自分と藤沢先生の部屋だけだ。
中に入ってもいいのだろうか?
いくら義理とはいえ兄妹になったとしても
人の部屋に入るのは、どうだろうか。
やっぱり有りえないよね……でも、
凄く気になる!!
藤沢先生は、
どんな部屋に過ごしているのだろう?
あの笑顔を思い出した。
「ええい。入っちゃえ!!」
洗濯物を置きたいだけだもの。
置いたらすぐに出るし……。
無理やり言い訳を考えて
部屋のドアを開けた。
すると大人の男性らしい
落ち着いた部屋だった。
何だ……普通だ。
黒や木材で統一した感じで
綺麗に整頓されていた。
本棚には、難しい医学書が
たくさん置いてある。
凄い……難しそう。
藤沢先生らしい。
デスクの方を見るとパソコンと医学書。
それと……うん?これは、スケッチブック?
スケッチブックらしき物を見つけた。
何で、こんなところに……?
ダメだと思ったが不思議に思い
そのスケッチブックを手に取った。
恐る恐る開けてみると……。
うわぁ……凄い!!