キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜



嘘!!?


借り物リレーってそんなに早かったっけ!!?



僕はみんなが見れるようにと先生がテントに貼った中ぐらいのプログラムを見る。




確かに、



借り物リレーは午前中で飴食いリレーの次の綱引きの次は、借り物リレーだよぉ。




僕はガクンと顔を下に下げて、シブシブ入場門に向かう。



途中途中クラスメートの子達に



「加藤、借り物リレー出るんだよな!?」



「頑張れよぉ〜!!!!」



「マジ、俺ら応援してっから!!!!!」




って言われたのはすごく嬉しかった。



ちょっとルンルン気分になちゃった。




入場門にはたくさんの人がいて、



僕は人を避けながら借り物リレーって書かれた看板の所に向かったんだ。




「加藤ぉ〜!!!!こっちこっち!!!!」



僕に気づいたのか、クラスメートの子が手を振って僕を呼んでいた。




僕は少し早足でその場所に向かったんだ。
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