キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜



「なんですか?」



「捺夜、翔夜くんの所来たでしょ!?」



へ?!


なんで遼先輩が捺夜が僕の所に来た事を知ってるの!?



「翔夜くん?」



「は、はぃ!!!!」




僕はいつものくせでボーッとしてしまったから我にかえった。




「捺夜、来たでしょ?」



「はぃ……」



「なんて、言ってた?」




遼先輩は僕から好きな子を聞き出すようなウキウキした、


興味津々な顔で僕を問い詰めていた。




「別に……何も…」



「はぁ!!!!?」




さっきまで小さい子供がお母さんにおもちゃを買って貰うような可愛い顔は



僕の一言で、



眉間にしわを寄せた、少し怖い顔に早変わり。




「本当に!!!!?」



「はぃ…」



「なんにも!!!!?」



「はぃ…」
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